2022 i:to:ten 安田講堂

横浜赤レンガ倉庫1号館


国際ガラス年2022 ガラス造形展覧会 ~ 十人十色 ~

ご挨拶

国際ガラス年2022の有終の美を飾る国際閉会式の場において,アートグラス制作集団 イートーテンに集うガラス造形作家による作品の展覧会を開催できますことを嬉しく思うとともに,国際ガラス年日本実行委員会を代表しまして,本会の実現と関係各位のご尽力に対し,心より御礼申し上げます.

 多くの分科会から構成される当実行委員会では,これまであまり接点のなかった,ガラスの科学技術分野と造形・工芸分野との融合やコラボレーションを一つの目標として,一年間さまざまな行事を主催,共催,協賛して参りました.今回,東京大学安田講堂の回廊を会場とし,昼間は自然光を生かし,日没後は人工照明を利用して展示される30点の作品の鑑賞を楽しみにしている1人です.

 今回の展示で中心的役割を担ったイートーテンの作家の方々は,それぞれ個性は別でも「ガラスの魅力」を自らの手で伝えたい思いに満ちあふれ,また歴史的建造物と現代ガラス造形との融合を共通テーマの一つとしておられるとのこと,それらの作品群がここ安田講堂の回廊を会場としてどのような相乗効果を生み,いかに魅力的なものになるのかが楽しみでなりません.

 開催にあたり,多くの方々にご尽力いただき,とりわけイートーテンの谷祥一様,西悦子様,玉田恭子様,そして実行委員会の造形関連分科会長を担っていただいた富山市ガラス美術館の土田ルリ子様にも感謝申し上げたいと思います.

閉会式ご参加の皆様,わずか2日間ではございますが,講演の合間のひと時,どうぞご鑑賞をお楽しみ下さい.

国際ガラス年日本実行委員会 委員長
京都大学大学院人間・環境学研究科 教授
田部 勢津久

私たちの手でガラスを元気にしたい!その思いから試行錯誤を続けていきます。
毎年、開催場所は変わり、場所に応じてメンバーも10名〜60名、その時々に賛同してくれた作家達で構成し今回で12回目となります。

アートにとって難しい昨今、各々自立したガラス作家達は、出展依頼が来るのを待つだけでなく作家自身が信じている、「ガラスの魅力」を世の中に自ら問い続けたい思いがあります。各自が追い求める制作テーマとそれを支える確かな技術と経験から生まれる作品群を、作家自身で企画運営し、作家目線で選択した場所、展示方法で紹介します。そして、異なる主張する各自の「ガラスの魅力」は、作品群の相乗効果で、さらに観る人に新しい発見を与えるものであると信じております。私達の主旨に賛同をした作家達の、この展覧会は 一つの「試み」として今迄無かったアプローチであると受け取って頂ければ嬉しいです。

イートーテン [ i:to:ten ]は、第1回展の会場が代官山ヒルサイドテラスE棟と10名の作家にで始めたことに因んだ呼称で、展覧会名を「十人十色ガラス展」としました。

2022年9月  代表:谷 祥一・西 悦子


多感な青春期の象徴だった安田講堂

半世紀をすぎ「国際ガラス年22」のクロージングセレモニーの一環として安田講堂の回廊で「私たちの手でガラスを元気にしたい!」で活動してきたe-to-ten の締め括りになったのも不思議な感がします。

国際会議の一環の場ですので講堂内は入れません。回廊のみの公開です。また、入場制限もありますのでご了承ください。両日とも12:00~13:20 は入場できません。東大内にはレストラン、学食も幾つかありますが最新の学生気分を味合うのは安田講堂前広場の地下学食がおすすめです。文学部建物、三四郎池などの散策もおすすめです。

谷 祥一

EVENT INFOMATION

開催期間2022.12.08(火)・2022.12.09(火)
会場東京大学 安田講堂
出品者朝倉 祐子家住 利男池本一 三磯谷 晴弘上前 功夫内田 守大木 春菜大澤 悠介小田橋 昌代加倉井 秀昭勝川 夏樹小島 有香子下嶋 理依子高田 賢三谷 祥一玉田 恭子張 慶南手代木 チカ中川 晃鍋田 尚男新倉 晴比古新實 広記西 悦子長谷川 秀樹ホンムラ モトゾウ森﨑 かおる山野 宏横山 翔平吉田 成美渡辺 ゆう子
主催国際ガラス年日本実行委員会
Organizer: Japanese executive committee for IYOG 2022

ACCESS

東京大学 安田講堂
〒113-0033 東京都文京区本郷7丁目3   開催時間 / 午前 10:00 – 18:00

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